Q
最近、ホームページを作成する際に「コンテンツが重要」「ユーザーに役に立つコンテンツの作成が必要」「ユーザーファースト」とよく言われますが、何を意識して作ればよいですか?
A

相談者・依頼者目線でページ構成やコンテンツを作成することが大切です。


コンテンツ作成の前に「ページ構成(サイトマップ)」を考える
たとえば、オフィシャルサイトにおける対応分野の一例として、競合状況にもよりますが、
- 離婚問題
- 相続・遺言
- 借金問題(債務整理)
- 労働問題
- 交通事故
- 刑事事件
といった 「分野ごとの導線ページ」をまず作成し、さらにその配下に詳細なサブページを持たせる構造が理想です。
例:離婚分野
/rikon/
←離婚分野トップ(悩み一覧・解決事例・対応方針など)
-
/rikon/isharyo/← 慰謝料
-
/rikon/zaisan/←財産分与
-
/rikon/youikuhi/←養育費・親権
-
/rikon/bekkyo/←面会交流・別居
-
/rikon/nagare/←離婚の流れと手続き
TOPページからは「対応分野別リンク」を目立たせつつ、検索やサイト内でも「相談者が抱える悩みベース」で探せる導線設計が重要です。
具体的なコンテンツ作成における注意点
文字数と構成
- 1ページあたり1,000文字以上を推奨
- 対象キーワードを明確にし、自然な形で文章内に盛り込む
例:「エリア 弁護士 離婚」で上位表示を狙う場合
- 相談者様の声(クライアントの感想)
- 解決実績・事例紹介
- 弁護士に依頼するメリット
- よくある質問(証拠、時効など)
- 対応エリア etc
相談者の視点を忘れずに
「専門用語ばかりで読みにくい」「自分の状況と合っているのかわからない」という印象を与えないよう、法律に詳しくない人にも伝わる表現を使いましょう。


よくある失敗例と注意点
- 分野をまとめすぎて1ページに集約してしまう
→ /service/ に離婚・相続・交通事故を並べて終わっているサイトでは、それぞれの検索ニーズに応えきれません。 - 他事務所のコンテンツを流用している
→ 類似・コピーコンテンツはGoogleに評価されず、検索結果に反映されません。 - 特定ページのみ内容が薄い
→ 「離婚トップ」はしっかりしているのに「養育費」ページは300文字程度、という状態では信頼性を損ねます。
「E-E-A-T」を意識した情報設計を
Googleの品質評価指標「E-E-A-T」:
- Experience(経験)
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
たとえば「財産分与」のページなら:
- 実際に取り扱った事例や調停経験
- 解決に至るまでの流れ
- よくある勘違いや失敗例へのアドバイス
といった 経験に基づく情報を織り交ぜることで、検索順位にも相談者の信頼にもつながります。
まとめ|相談者目線のコンテンツ設計が、信頼と成果につながる
法律事務所のホームページでは、「競合に応じて分野別にしっかり掘り下げたページ設計」と「相談者目線の丁寧な文章作成」が、SEOでも成果を出すポイントです。
次回は、検索上位を狙うための「キーワードの設定方法」についてご紹介します。













